芦屋のサロンにてコンサート、贅沢なひと時
兵庫県川西市の高橋ピアノ、リトミック教室です。
芦屋の会員制サロン、クラシカにて恩師、一ノ瀬夏美先生のピアノコンサートがありました。
ゲストに ヴァイオリンの菊本恭子先生をお迎えし、客席には作曲家の山本京子先生のお姿もありました。
一ノ瀬先生のコンサートはいつも1曲、1曲興味を引くお話が入り 演奏までのアプローチが楽しみでもあります。
今回は朗読も入り、ピアソラの詩やフォーレの手紙や、非常に興味深かったです。
なかでも、タルティーニのヴァイオリンソナタ「悪魔のトリル」は こんな感じでした。
ある日、タルティーニの夢に悪魔が出てきました。
とても怖い思いをしながら タルティーニは そばにあったヴァイオリンを悪魔に渡してみましたところ、悪魔の演奏は聞き惚れるほどに とても素晴らしかった。
夢から覚めたタルティーニは悪魔が演奏した音を急いで楽譜にしたそうです。という内容のお話がありました。
それを聞いてからのヴァイオリンソナタは ただの難しいトリルの多い曲ではなく、まさに菊本先生に、悪魔が乗り移ったように聞こえてきました。
途中、山本京子先生も飛び入りで舞台に上がられ、ピアソラとの出会いやその魅力などのお話もありました。
アンコールは タイスの瞑想曲と ピアソラのリベルタンゴ。
迫力は最高潮で幕を閉じました。
会場のクラシカにはスタインウェイの真新しいピアノが置かれ、ワンドリンク付きの飲み物を頂き、テーブルの前でゆったりと聴くピアノとヴァイオリンの音色はとても贅沢なものでした。