兵庫県川西市の高橋ピアノ教室です。

石井なをみ先生のバッハ・インヴェンションのセミナーに行ってきました。
今回、インヴェンションのワークブックを出された画期的な内容で即、申し込んだものです。

インヴェンションの指導にはどの先生も頭を悩ませるところです。
私も　もれなく　その1人で会場はたくさんの先生方で一杯でした。
今までも数えきれない程のセミナーや勉強会に参加して来ました。

何に悩むかというと、正解がない、全く違う解釈がある、今と昔とピアニストの演奏も変わっている、という点です。
自分が習ってきた通りを信じ、数ある解釈本の中から一部チョイスして・・・という感じでした。
生徒が弾く演奏にジャッジするものためらわれ、勉強すればするほど迷宮に入るようで。

今回、石井先生が出してくださったワークブックは問題集形式になっています。
石井先生も解説本を出すにあたり、様々な先生方に質問等されたそうですが、どの先生もはっきりとした答えを仰らなく、お茶を濁されてしまうとおっしゃっておられました。
正解がないからです。
でも、正解を書かないとワークブックとして成り立たないので、様々な文献やご意見から1番良いと思われるものを答えとして載せているそうです。

調性や拍子、ゼクエンツ、ストレッタの箇所などハッキリとした答えのあるもの以外のモヤッとしていることにかなりスッキリと役立ちそうです。
今後、活用したいと思います。