リトミックとモンテッソーリ教育

兵庫県川西市の高橋ピアノ・リトミック教室です。

久しぶりにリトミック研究センター主催のセミナーに行って来ました。
今、再び 注目されているモンテッソーリ教育のセミナーです。
将棋の藤井聡太さんや、グーグルやフェイスブック、アマゾンの創始者達もこのモンテッソーリ教育を受けてきた
そうです。
今回の会場は神戸でしたが、価値ある音楽教育を学びに 長崎県や岡山県、豊岡など遠方から来られた先生方もお越しでした。
初対面の先生方ともすぐに打ち解け、リトミックはやっぱり楽しいですよね。

リトミック研究センターのリトミックはモンテッソーリ教育と深い関わりがあります。
ただ、音に合わせて動く、というお遊戯的なものではなく その動きには教育としての目的がそれぞれにあります。
それは ビートを一定に刻んだり拍子感を身体にいれるなど音楽的な目的に加え、注意力、集中力など生きていく上で身に付けておきたい様々な力を育てたい、という目的も含んでいる欲張りなものです。

主な内容は 0歳から6歳までの第一期敏感期について です。
敏感期とは 文化、民族の違いに関係なく7つの特徴があります。
①全ての子供に共通している
それは人の内面で起こり、その刺激への衝動が外面に現れてくるもの
⓶様々な長さがある
感覚に関しては 6ヶ月〜6歳、数は4歳〜6歳など 他にも言語、離乳、秩序、挨拶などの8項目毎に敏感期は異なる
⓷一過性のものである
目的が果たされると消えていき、二度と戻ってこない
⓸簡単に喜びを持って習得する
敏感期の子供は努力せず 無意識に楽しく学ぶことができる
⓹ピークがある
いくつかの敏感期が重なって現れる
⓺活動と共にある
子供は動きながら生活の中で人間らしい特徴を得ていく つまりは活動が無ければ身に付かない
⓻殆どが発達の第一期(0から6歳)に現れる
敏感期はいつまでも続かない

項目から始まり、それぞれを掘り下げ、意見、質問し 進められました。

6歳までの敏感期がその後の人生にどれだけ大きく影響を与えるか、身の引き締まる思いでした。
この事を我が子の子育てに活かせたら どうなっていただろうか、と残念に思いますが 生徒も我が子同様です。
敏感期を踏まえて 楽しいカリキュラムを考えますね!