伴奏者賞おめでとう㊗️

兵庫県川西市の高橋ピアノ、リトミック教室です。

ある高校で合唱コンクールが行われました。
生徒たちはオーディションをくぐり抜け、当日まで出来る限り練習を続けます。
普段、練習に身が入らない子も この時ばかりは必死で練習するので、まだまだ実力のない子にも伴奏者に手を挙げるよう背中を押します。
当日までにしっかりと仕上げさせるよう、普段のレッスンは伴奏のレッスンのみになる子もいます。
手の小さい子には わからない程度に音を変えて指導します。
自分のピアノに合わせてみんなが歌ってくれる一体感は 弾ける人にしか味わえない喜びで、普段の教本をストップしてでも引き受けてくる価値があると思うのです。

今回の高校生はとても良く弾く子なのですが思春期ならではの ややこしい絡みがあったようです。
何か言われたのかな、何かもめてるのかな…?
その様な事も 音を聴けばわかります。
何かあったの?と聞くと ツラツラと話し出します。

自信持って弾いておいで。素晴らしい伴奏をしているから。
上手く話せなかったら その子に先生の電話番号言って先生に電話してもらって。先生が話聞くから。
あなたは間違ってないよ。

と言い続けました。
そして、無事終わり、見事、伴奏者賞を頂きました。
晴れ晴れとした顔で 来週はトロフィーをもらう、と話してくれた顔は自信に満ちていました。
審査員は沢山の先生方だったようで、合唱コンクールの後も個人的にお褒めの言葉をかけてもらったとか…
無事に乗り切れた事に ホッとしています。
楽しい事も辛い事もいっぱいありますよね。

生きてこその物種。
色々な事を乗り越えて 素晴らしい青春になりますように。