発表会を観に行ってきました

私の尊敬する 大先輩の開催されました発表会を観に行ってきました。
指導者協会でも雲の上くらいトップクラスの先生です。
当然、そこに通われる生徒さん、親御さんのピアノへの向かい方、練習への思いは覚悟が感じられます。
皆さん、とても素晴らしい演奏でした。
この子スゴイ!と感じる子は 何が素晴らしいのか…
日頃のレッスンの反省も込めてじっくりと考えてみました。
一言では言い尽くせませんが 確実に言えることは 〝演奏者本人に映像が見えている〟ということでしょうか。

私の場合で思い返すと

楽譜を読む
音に出してみる
何度も何度も何度も 弾く
ここ、なんか好き…と思うところが出てくる
もっともっと 弾く
ここもステキ…、ここにこんなメロディーが隠れてた!と色んな発見がある イメージが湧く
もっともっと弾く
もう、ほとんど暗譜で弾ける位になると何かしらの映像を思い浮かべて弾いている
その曲がどんどん好きになってくる
それを弾くことが出来ることに喜びを感じる
たとえ、それが暗い曲でも入り込むことに現実とは違う空想の世界に入ることに楽しさを見出す

ここまで練習を重ねて見えてくるものがあります。
練習を重ねないと見えてきません。

今回の発表会でも感じましたが 小さいお子さんほど 空想の世界に入るのは上手です。
こんな感じ、あんな感じとすぐに 入り込むことが出来ます。
それには 日常においても様々な体験をする事、本をたくさん読んで活字からイメージを膨らませること、本物の芸術作品に触れることなどが 感性を磨くことにつながります。

自分に感動する気持ちが育っていないとテクニックだけの薄っぺらな演奏になるのだと思います。
演奏にはテクニックを磨くこと、表現力を磨くことは不可欠ですが 表現したい何か、を自分の中に見つけるのは小さい頃からの沢山の体験と経験です。
色んな感情を心に刻んでください。