体験する、は とっても大事!

岡山県に行った時、〝むらすずめ〟というお菓子の焼き体験がありました。
お土産などでいただく、あの〝むらすずめ〟ね…と興味深々で体験することに…

むらすずめ は、生地薄めの半分に折ったどら焼き…
ピカッとした生地でなく、フツフツと気泡がつぶれたような穴の空いた見た目です。

体験したのは 3個分。
生地を焼き、あんこを真ん中に乗せ、手前から折り返して真ん中に1つヒダをつけて閉じ目を押さえる、という手順です。

やってみて、このお菓子にはヒダがあったんだ、と再確認しました。
生地を裏返すのはヘラなど使わずに 手で鉄板からめくり、持ち上げて返します。
ホットケーキのような いい匂いがしてきました。
あんこをのせたら 生地を手でめくり、持ち上げてヒダを作り 向こう側に合わせます。
その、熱いこと、熱いこと!

出来立てのお菓子はホカホカで柔らかく、サイコーに美味しかったです。
これから先、むらすずめを見るたびにこの体験を思い出すと思います。

このような体験をみなさんにも是非して欲しいと思います。

体験する、ということは五感を使います。
バーチャルと違うのはこの点です。
今回の体験で例えますと、大きさや焼き具合、すべての行程で視覚を使い、生地が鉄板に広がった時のジュッという音で聴覚、焼ける匂いは臭覚、熱いと感じる触覚、最後に味わう味覚です。

五感を使うことで 脳には鮮明に体験記憶が焼きつきました。
たくさんの実体験をすることで 心の芯を太くしてください。

全ての実体験は音楽を作り上げる時はもちろん、その後の人生に少なからず良い影響を与えます。