クリスマス会で得て欲しい事

今年のクリスマス会も無事に終わりました。
1人1曲ずつ引いた後、ゲームを始める前に 色々と話をします。
弾き終えて 緩んだ表情に真剣さが戻り、全員が私の顔を一生懸命に見て 話を聞いてくれます。
その瞳が本当に愛おしくて泣きそうになる瞬間です。
みんな大好き💕の気持ちが溢れます。

今日の出来栄えを各自で振り返り、計画的に練習するの話をしました。
チンパンジーやゴリラは餌が上手く取れなかった時、工夫はするけど 前もって〝これが出来るようにこれを練習しよう〟という計画は立てられない、3カ月でこれをマスター出来るようにしよう、という計画も立てられない。
でも みんなは人間だから計画して3カ月先の発表会に向けて 今日の反省を踏まえた練習をしましょう というようなことです。

もう一つは 毎年のように話している 人前に出る、という事。
それとつながることで 人前に立つのが嫌で苦手でも逃げられない場面もあるという事。

練習出来ていない、暗譜も不安、それでも弾いてもらうからね、と生徒には伝えています。
それは人生を変えるような場面ではないからです。
にが汁を飲んで、嫌な思いをしたけど 今度からはそうならないようにこうしよう、ここがダメだったなあと考えて欲しいからです。
計画して実践して本番力をあげる、これが人前で弾く事で身につけてほしい事です。

その 身に付いた力を 人生を変えるような大事な場面で発揮してくれることを期待しています。

どんなに幼い子にも みんなの前で名前、弾く曲を言ってもらってから弾いてもらいます。
みんなの前で発言する力が付きます。
最初はモジモジと上手く言えなかった子も年々大きな声で言えるようになりました。

クリスマス会をする事で 嬉しいおまけの力もついてきました。

弾き合わせをした後はビンゴゲームをして一つ目の商品をゲットします。
その後は ダーツゲーム二回ずつ➕私とのジャンケンで勝った子だけボーナス加算をして 1人ずつの点数を合計します。
点数の高い順に二つ目の商品をゲットします。
私は「ビンゴ!」の掛け声の前に曲を弾くので ずっとピアノのそばにいます。
ビンゴマシーンを回す、読み上げる、その数字を控える、小さい子のカードもチェックしてあげる。
ダーツの順番に1人づつ呼ぶ、投げる位置を教える、点数表に書き込む、最後の足し算を手伝ってあげる など。
進んで周りに気を配る子ばかりになりました。
おかげさまで 私はみんなの笑顔を見ながら余裕を持って楽しめました。

周りが見れる、空気が読める、これは今の世の中には不可欠な力だと思います。

最後に あわてんぼうのサンタクロース、を歌い、合図に合わせて 「メリークリスマス!」を大きな声で言い、クラッカーを鳴らす!という手順で会はお開きとなりました。
クラッカーから飛び出した色々な物も 私が何も言わずとも全員で片づけてくれました。

ほんと、楽しいクリスマス会でした。
みんな ありがとう!