学びの喜び

ロシアンメソッド研究会が発足して10周年の記念すべきセミナーが京都でありました。
京都市左京区のアトリエ松田には 京都の6クラスの他に 東京、高知、富山、沖縄からもたくさんの先生方が泊りがけで来られ、総勢40名以上で熱気溢れた1日となりました。
セミナーはお昼1時から夜の8時半まで、というハードなものでしたが 本当にあっという間でした。

私が松田先生のセミナーに通い始めたのは 先生の生徒さん方の弾く澄んだ美しい音色に感銘を受けたこと。
そして、もう一つの大きな理由は 先生の 「ピアノ教育は人間教育である」という指導の柱が 私と一致していたから。

ピアノを素敵に弾くには 感性が豊かでなければなりません。
香りや色、自然、様々な感情…感性が豊かだからイメージが溢れてくるのです。
どう弾きたいか、奏でたいか、曲と気持ちが繋がっていることが大切なことです。

こう弾きたい、と思った音を自分の指先で再現出来るように…そのためにロシアン奏法も学んでいるのです。
今の弾き方で困ったことは 何もないのですが、新たな学びは とても新鮮で楽しいです。
手首の使い方、打鍵の場所、親指と残り4本の指は打鍵法が違うということ などなど。
他にもたくさん ロシアのピアノ指導は驚きと発見があります。

私の生徒さん方には いいとこ取りで私の知る限りの知識をレッスンに取り入れて行きます。
脱力を始め、ニュアンスにより奏法を変える それぞれの奏法、一音から歌うということ。
まだまだ伝えたいことがあります。
どう伝えたら 音楽が身近にあることの素晴らしさ、喜びを感じられるのか。
それは生きていることの喜びにつながります。自己を 周りを 愛する子になると思うのです。
その伝え方をこれからも探求していきます。